アスパラ植え

　春到来!!といえば、塩原農園ではアスパラ到来であります。
　しかし、実際のアスパラ到来はまだまだ先。本日（3月31日）は、塩原農園の領地拡大のためのアスパラ植えが行われました。
　今や全国の食卓を彩る上で欠かせない食材となっているアスパラガスですが、その素性は意外と知られておらず、「いったいこの野菜はどうやって栽培されているんだ全国選手権」ではかなり上位に来るであろうと思われる野菜のひとつなのであります。
　考えて見ると、レンコンや落花生やなんかも、はたしてどのような形態で栽培が行われているのか非常に謎めいた食べ物もあり、某JA勤務のわたくしにとりましては、農と食を広める立場としてもっと勉強しなければならないな。とブログを書きながら反省するのでありました。
　話は飛んでしまいましたが、本日行われたアスパラ植えは、畑に掘られた溝の中にアスパラの株を30センチ間隔で並べ、耕耘機で土をかぶせていくという単純なものであります。
　一度植えてしまえば10年もの間毎年収穫が行えるアスパラガスですが、本日植えるための株を育てるのに1年。株を植えてから収穫できるまで1年。と、種まきより収穫まで2年間の歳月を要する大変な野菜なのであります。しかも、収穫１年目は短期間しか収穫が出来ないため、安定した生産ラインにのるまではなんと種まきから3年の月日がかかることになります。
　このことから、なぜアスパラガスが全国の食卓を彩る上で欠かせない食材であるにもかかわらず、栽培方法があまり知られていないかといいますと、3年もの歳月がかかるため、小学校の野菜作り授業では栽培できないため。が正解なんじゃないかと思っちゃってます。