たくっぷ日誌カンナバロ

「えびちゃんって誰?」発言で、嫁にバカにされる29歳自称「ヨーロッパ人の足」の持ち主、たくちゃんであります。

Thursday, September 21, 2006

さらば登山靴

  先日の白馬岳登山の際、ぼくちんが愛用している登山靴「テクニカ穂高!!」(たしかそんな名前だったような)が9年間にわたる靴生(靴の一生だから靴生)に終止符を打ちました。

 「ムムゥ!!靴の裏側がなんだかおかしいぞ。」と感じたのは白馬岳から栂池へくだる山道の途中。足の裏をおそるおそる覗いてみると、なんとカカトの部分のゴムがベローんと剥がれるという大事件発生。
 「なんということだぁ。」と思わず仰け反ってしまいましたが、先日読んだ登山の本に偶然載っていた「靴の応急処置」を思い出し、早速一命を取り止めるため応急処置をほどこしました。
 しかし、「これでとりあえず下山まではもつであろう。」と安堵したのもつかの間。今度は反対の足が同じ症状でまたしてもトラブル。
 その後、圧倒的な歩きにくさの中なんとか下山しましたが、冒頭書いたように、我が愛用の登山靴はその靴生に終止符を打ったのでありました。
 思えば山登りを始めた頃、柴田さんの勧めでバンバンで買ったこの登山靴。柴田さんとペアルックであり、北アルプスの大地と僕の隙間に常に存在していた靴だけに愛着もありました。

 しかし、実際のところ購入より9年の歳月が経ってるとはいえ、9年間で実際履いた日数は50日もないはずであり、毎日僕が通勤で履いているコロンビアのスニーカー2980円に比べると、17000円もしたテクニカの登山靴は「ちょっと軟弱じゃないのテクニカさん」と思うしだいであり、過去テクニカ製スキーブーツがプラッシック疲労などの問題をおこした事を振り返ると「なるほどテクニカ」と納得するのであります。
 
 (ちなみに、僕はアウトレット激割引志向であり、コロンビアのスニーカーは定価1万。テクニカの登山靴は3万以上する品物であります。高いものが安くなってるって魅力的じゃん。)

Friday, September 15, 2006

登山客激減模様の北アルプス

 どうやら中高年の登山ブームは、もはやブームではないようです。
 というのも、今回白馬岳に登ってみて感じることは「空いているな。」という事。登山を行った9月9日がすでに登山シーズン最盛期を終えてるとはいえ、登山道の渋滞どころか山小屋やテント場の混雑がまったくありませんでした。
 下山後、栂池高原から登山口である猿倉まで利用したタクシーの運ちゃんの話では、「中高年の登山ブームを支えた年代が70歳に入りリタイアしてしまった。団塊の世代はあんまり山には登らないんだよね。」とのこと。
 事実、ブーム時白馬岳には1日最高6000人の登山者が登ったという話で、白馬岳の山小屋の収容が、2つの山小屋合せて3000人程度(たいした規模だ)なので、新幹線で言うと乗車率200%もの混雑があったらしいのですが、今年はトップシーズンでも最高900人と、最盛期の20%ほどとさびしいものになっているようです。
 「うーん、山が静かになっていいじゃん。」と単純な私は考えてしまうのですが、困るのが山小屋の運営で、このままでは経営が立たなくなる山小屋がでてくる可能性もあり、登山道の整備が出来なくなったり、縦走ができなくなったり、様々な問題がでてくるのではないか。とタクシーの運ちゃんは話しておりました。
 さんかく隊としては、また有志を集めて年に1度ぐらいはアルプスの登りたいな。山小屋も空いていれば快適かな。と思うしだいであります。

9年ぶり!白馬岳!!

 「さんかく隊1997 白馬三山縦走!!」より9年。再び白馬岳(しろうまだけ)の山頂を踏破してきました。
 白馬岳は白馬三山の一番北にある標高2,932mの山。白馬三山は、八方尾根から見て(五竜のアルプス平からも見えるよ。)左から鑓ヶ岳・杓子岳・白馬岳と綺麗に並んでいます。9年前の登山では、鑓ヶ岳・杓子岳・白馬岳を1泊2日で縦走し、(杓子岳は未登頂)秘湯と呼ばれる白馬鑓温泉にもつかりました。私が初めて体験したテント泊での登山でもあり、さんかく隊結成当事ということもあり、思い出が深いものがあります。
 今回登ったコースプランは、有名な(先日死者も出た)白馬大雪渓より白馬岳を目指し、山頂付近のテント場に宿泊後、2日目は鑓ヶ岳・杓子岳方面とは反対側の栂池方面に下りてくるというもの。トレーニング不足の我が奥様は若干体力に不安がありますが、なんとか気合で乗り切りました。

 大雪渓を登るときは落石要注意です。事故のほとんどはルールを破った際に発生しており、ルールを守った楽しく安全な登山を楽しみましょう。

 登頂後、山頂小屋での楽しみはなんといってもビール。この日はサッポロ黒ラベル500mlを800円というゴージャスな価格で購入。

 白馬岳山頂より、杓子岳・鑓ヶ岳方面の景色。奥には穂高など北アルプス南部や、右手には立山や剣岳など(写真にはないけど)、大パノラマが広がっています。

Monday, September 11, 2006

ガーデニングたくっぷ~芝生篇~

 さて、若くしてマイホームを手に入れたたくっぷがはまってしまったのがガーデニング。
 家と塩原家のブドウ園の隙間にある30畳ほど庭に、高麗芝を植えてみました。
 新築時、土の上に砂利をひいただけの寂しい庭に「こころ安らぐ芝生の庭を造るのだ」と、砂利をどけ、カインズホームからかった高麗芝を植えたのがきっかけ。毎年面積を増やしていき、今年の春に30畳もの芝生の庭が完成しました。
 芝を張ったからって、今のところ芝生の上で何かやるほど何もやっていませんが、春から夏にかけ3週間に1度の芝刈りを楽しんでいます。
 うーむ、まさかこの年で週末にガーデニングをたしなむようになるとは思わんかったなぁ。

Monday, September 04, 2006

スイスへのスキー旅 ④ 

 ついにゴルナーグラートに着きました。
 塩尻を出発してから何十時間が経ったかわかりませんが、ようやく待ちに待ったスキーです。
ゴルナーグラートエリアは、ツェルマットの他のエリアに比べ非常にゲレンデが空いているのが感想。スキーヤーの移動手段が登山鉄道中心で、移動に時間がかかるからでしょうか?しかし、空いていてもゲレンデが細いのが特徴で、すこし滑り疲れます。
 ただ、一面雪の原野の中を細長くピステをかけてあるので、それ以外のオフピステは滑走OKとのこと。しかし、いかんせん斜度が無く、急斜面を見つけてはオフピステにチャレンジする状態でした。

 さて、登山鉄道駅を9時半に集合だったので、あっという間にお昼の時間となってしまいました。ゴルナーグラートエリアには、五竜のエスカルプラザのようにセンターレストラン的な食堂はなく、ゲレンデ内にこじんまりしたレストランが点在しています。
 初日はどのレストランで何を食べたのかは忘れてしまいましたが、どのレストランも驚くべくことはその料理の値段の高さ。
 五竜のスキーセンターレストランで、「スーパーセット(ラーメンとミニカツ丼セット)1,000円か。街中だったらちょっと高いけどスキー場だから仕方ないかな。」とか考えている場合じゃありません。ツェルマットのスキーエリアでお腹をいっぱいにしたいのであれば2,000円は必要です。
特に、ガイドが「ここの料理がおすすめなんですよ。」とかゲレンデで言い始めたらもう大出費覚悟。メニューに4000円台の料理がずばり並んでいるのにもかかわらず、貧しい僕らはメニューの端っこのほうに書かれている2,000円ほどの料理を注文する寂しい思いをします。
 「せっかくスイスまで来たんだから・・・」と思っても、いくらなんでも高すぎでしょう。スイスで妥当な価格で売買されていると感じるものは、ビールくらいでしょう。物価高すぎ!!
写真は、レストランのデッキよりマッターホルン。寒くてデッキで食べてる人はいません。

琵琶湖で泳ぐのだ


 ついについに琵琶湖デビューを飾りました。
 訪れたのは近江白浜。タッチフットの合同合宿がこの付近のグランドで行われたのですが、宿泊先が浜沿いだったので思わず泳いじゃいました。
 過去スキーや山登りなど海や湖には縁が無い私生活を営んできたので、浜で泳いだのはなんと15年ぶり以上。ひさびさの海水浴(湖だけど)です。
 合宿1日目の試合後すでに薄暗くなった6時過ぎに泳いだためか、初琵琶湖の感動のためか、水泳時は気がつかなかったんですが、上陸後お風呂に行ってみると体中に藻のようなものが大量に付着していました。
 翌朝、浜を見学しに行ったところ予想以上に水や浜が汚いことが発覚してしまい少々ショックなたくっぷでした。