たくっぷ日誌カンナバロ

「えびちゃんって誰?」発言で、嫁にバカにされる29歳自称「ヨーロッパ人の足」の持ち主、たくちゃんであります。

Friday, September 15, 2006

登山客激減模様の北アルプス

 どうやら中高年の登山ブームは、もはやブームではないようです。
 というのも、今回白馬岳に登ってみて感じることは「空いているな。」という事。登山を行った9月9日がすでに登山シーズン最盛期を終えてるとはいえ、登山道の渋滞どころか山小屋やテント場の混雑がまったくありませんでした。
 下山後、栂池高原から登山口である猿倉まで利用したタクシーの運ちゃんの話では、「中高年の登山ブームを支えた年代が70歳に入りリタイアしてしまった。団塊の世代はあんまり山には登らないんだよね。」とのこと。
 事実、ブーム時白馬岳には1日最高6000人の登山者が登ったという話で、白馬岳の山小屋の収容が、2つの山小屋合せて3000人程度(たいした規模だ)なので、新幹線で言うと乗車率200%もの混雑があったらしいのですが、今年はトップシーズンでも最高900人と、最盛期の20%ほどとさびしいものになっているようです。
 「うーん、山が静かになっていいじゃん。」と単純な私は考えてしまうのですが、困るのが山小屋の運営で、このままでは経営が立たなくなる山小屋がでてくる可能性もあり、登山道の整備が出来なくなったり、縦走ができなくなったり、様々な問題がでてくるのではないか。とタクシーの運ちゃんは話しておりました。
 さんかく隊としては、また有志を集めて年に1度ぐらいはアルプスの登りたいな。山小屋も空いていれば快適かな。と思うしだいであります。